doubles Creative Player

Label・Package

ロート製薬株式会社

包材企画−パッケージデザイン

新商品を発売するにあたり、パッケージデザインの依頼を受けました。「ドラッグストアなどの売り場の状況を調べながらデザイン提案を」という要望でした。
薬事法が複雑で表現に制約も多く、たくさんの資料に目を通しながら方向性を考えていきました。薬品(医薬部外品)は、手や足などケアする箇所を解り易く見せるデザインが一般的ですが、クライアントがイメージされている内容に手などの画像やイラストを使わずにデザインができるだろうかと言う要望があり、「浸透」をキーワードとして雫や波紋をモチーフに、含まれる成分の表記などで「これが効く」とイメージさせる方向で進めていきました。
しかし、様々な案やバリエーションを試行錯誤するなかで、やはり店頭で解り易いほうが良いと思い、途中でユーザー目線に配慮したデザインも提案していきました。最終採用になったデザインは、ユーザー目線の解り易いデザインでした。
この案件では。完成に至るまで様々な案を検討しましたが、制作のプロセスにおいては検討する案があるからこそ答えを見いだせるのではと思います。案を多く考えれば良いデザインができるという訳ではなく、思い描く確かな答えを導くためにアイデアラッシュの過程が大切であると改めて実感しました。

ロート製薬株式会社001
ロート製薬株式会社002

art direction, design/浅草 洋祐(doubles)
photo/株式会社 七彩工房