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Label・Package

有限会社松山/奄美きょら海工房

包材企画−パッケージデザイン

パッケージリニューアルの依頼を受けしました。従来は同じ形状の箱に、サイズも形も違う焼き菓子をランダムに詰めた状態でしたので、まず包材コストを考えながら3種の商品を奇麗に並べ、詰められるような兼用のパッケージ形状を考えました。また、形状を考える際に、メレンゲ菓子(幅約8cm×9枚入)の企画サイズと枚数の変更をお願いしました。1枚あたりのサイズを小さくしつつ、1箱のトータルグラム数は変えず、幅約5.5cm×10枚にしていただきました。こうして3種兼用パッケージが完成しました。
箱は、白とエメラルドグリーンで配色し、南の島ならではのトロピカルなイメージを表現しました。また、並べたり積み上げることでディスプレイとしての役を兼ね備えるようにイラストタッチも趣を感じさせるタッチで描きました。各商品の帯は各素材の特徴を頭文字と素材のシルエットでシンボリックに表現しながら、識別できるような配色で仕上げました。
リニューアル後、メレンゲ菓子「黒糖さんご」は店頭で人気No.1商品になっていました。ただデザインするだけでなく、商品の持つ魅力とニーズに応えるデレクションが必要であり、それをご理解、ご快諾いただいたクライアントの尽力もあって、このような結果に結びついたのかと思います。

有限会社松山・奄美きょら海工房001
有限会社松山・奄美きょら海工房002
有限会社松山・奄美きょら海工房003

director, art direction, design/浅草 洋祐(doubles)
Illustration/浅草 洋祐(doubles)

有限会社松山/奄美きょら海工房

包材企画−パッケージデザイン

お店を代表する商品でありながら、自家製純黒糖の品質の良さを表現できていなかった旧デザインを一新したデザインです。
商品の「価値』「良質」を念頭に、伝統や歴史などを踏まえながらモダンなデザイン表現を提案しました。
箱の形状は辞書を牽く動作とリンクするようなスリーブ形状にし、引き出した身箱の面には商品特長の文章を載せ、味わいと共にその「伝統と歴史を調べる」と言う動作になるようにしました。
また、姉妹商品のことや包材コストも考え身箱を兼用にし、カバー部分を差換えることで種別できるようなデザインにました。

有限会社松山・奄美きょら海工房 純黒糖001
有限会社松山・奄美きょら海工房 純黒糖002

director, art direction, design/浅草 洋祐(doubles)
translation/株式会社 中之島翻訳センター

有限会社松山/奄美きょら海工房

ネーミング〜パッケージデザイン リニューアル

従来の包材は、よく洋菓子店にある簡単なもので、使用していた塩ビケースなど包材コストが高く、それを見直すことを目的としたデザインリニューアルの依頼でした。
まず着手したことは観光地にあるお店でしたのでお土産として価値を高めて行くことでした。焼菓子や純黒糖など全4種類で一口サイズと小さな商品企画でしたので、それを軸にネーミングからパッケージデザインまでを考えて行きました。
粒や雫、小さいなどのキーワードを様々な面から考え、商品特長と奄美大島が一体化になるようなデザインを提案していきました。採用となった案は「奄美の小さな贈り物」を趣旨とし、「あまミニギフト」と考えた地名と商品形状を組み合わせたデザインです。

※写真左は1種入り、右は2種入り(アソート)

有限会社松山・奄美きょら海工房 包材企画(焼菓子)001

director, art direction, design/浅草 洋祐(doubles)
Illustration/浅草 洋祐(doubles)
translation/株式会社 中之島翻訳センター