大正13年創業という歴史のあるクライアントですが、今まできちんとしたロゴ・マークがなく、「正式なロゴ・マークおよび会社案内のリニューアルを」と依頼を受けました。
小売店のような社名ですが、鉄道のメンテナンス、椅子のリフォーム、屋根や外壁の塗装から建築一般のリフォームなどを設計から手がける、特殊な事業内容です。また、不動産関係へと新たな事業展開に伴い、概要をわかりやすく伝える必要がありました。
ロゴ・マークにおいては、伝統や歴史、老舗と言ったイメージを意識しながら様々な案を提案しました。採用になった案は西光の「光」を核に鉄道の線路をイメージした円で囲い、楷書で伝統を感じさせる案でした。
会社案内も昔の綴じ込み表紙のようなデザインで伝統を感じさせ、中面は会社が位置する須磨の海岸に置いた一脚の椅子で、地元に根ざした歴史と海のような広がりを表現しました。これまでと、これからも続く百年企業を意識した企画・デザインです。

◆デザインの裏方◆
最初のプレゼンで提案したロゴ／老舗をイメージしながら伝統を感じる書体を作成していきました。
大正、昭和時代の看板資料や街中にある古い看板を探し、独自のロゴを作成していきました。フォントを部分的にブレスアップしたり、オリジナルの書体を新たに作成し、提案しました。