海外向け日本酒のデザイン依頼です。依頼内容は、商品名とともにブランドの認知度を高めて行くと言う戦略でした。
まずは、この商品のコンセプトをお聞きしたところ、海外で「社名＝白鶴錦』と認知させて行きたいと言うことでした。真っ先にこの商品に対してイメージした言葉は「象徴」でした。通常は瓶にラベルを貼り付けると言う事が多いのですが、高級感を感じさせるために器械栓、ボトルプリントの仕様を採用。中身を飲みきっても置いておきたくなるデザインにしました。化粧箱は紙質にも加工にもこだわり、和の高級感を象徴できるようなイメージに仕上げていきました。
今回の制作では、日本酒は海外では高価で販売されるため、資材予算も国内より多くかけることができ、思い切ったデザイン制作ができ、日本製・伝統・歴史を雅にまとめ完成させることができました。
大きくぶれることもなくカリグラフィや資材の紙質、加工などひとつひとつ議論を重ねながら洗練されたイメージを追求していくことができ、自分が思い描くデザインを全うすることができた案件でした。