新店オープンに際し、ブランド構築を目的としたブランディング企画の依頼を受けました。昔から豊中にあるお店は、小さな店舗でありながらメディアにも紹介される繁盛店で、オーナーも洋菓子界では有名な方でしたので少しプレッシャーを感じながらの制作でした。
オーナーとの打ち合わせから、いくつかのキーワードと建物の図面やそのこだわりなどのお話の内容を整理していきました。まず、キーワードとしてお聞きした「六感」と建物は円形（デコレーションケーキ）がモチーフということで円に着目し、「円形」に「六感」を共存させることを考えていきました。円を6等分にしてケーキを切り分けたような表現をし、六感の言葉を特長づけるために、ランダムに添えながら繊細さを感じさせられる感覚を意識し、制作を進め提案しました。
提案した案は、オーナーにも気に入って頂き、細かい部分の調整をしながら仕上げました。

この案件は一回の打ち合わせが４〜５時間と長丁場でしたが、会話の中でものづくりへの考え方や向き合い方の難しさや楽しさを学び、大変勉強になった案件でした。